視点の違いに驚かされましたね。
私は入りづらいです。キッパリ言われて目が覚めました。
高嶋
このたびは、2店舗目の開業もおめでとうございます。
岡田さん
おかげさまで。順調にお客様が増えて来ました。高嶋さんのおかげです。当初はこんな感じの店舗になるって想像していませんでしたから。もっと「コインランドリー!」「便利!」みたいなベタな感じでいいんじゃないかって思っていたんで、こんなオシャレなデザインにするつもりもなかったので。
高嶋
女性の来店を増やしたいということだったので、私の視点でも役に立つかなと思って話をさせていただきました。岡田さんには、真剣に聞いていただいて感謝しています。
岡田さん
こ私がお客様の立場だったら、誰でも入ってきちゃいそうなお店には入りづらいです」という言葉が心に刻まれました。私も日頃は、広告の仕事もしているので自分の考えにも自信はあったのですが、一方で高嶋さんの言っていることがとても理解できました。その言葉があったので、高嶋さんに任せようって思ったんですよね。
「他とは違うお店」として認知されてきました。
高嶋
その後、2店舗に増えるということでその店舗も任せていただいてありがとうございます。お店の方は順調ですか?
岡田さん
はい。まさに狙い通りです。店舗を出店する際にシミュレーションをするのですが、それ以上にお客様にお越しいただいております。
何よりうれしいのは「良いお店ですね」「キレイですね」と言っていただけること。今、清掃のアルバイトで頑張ってくれているスタッフもみんな普段ママコットを使ってくれている、いわばファンの方たちなんです。
高嶋
それはスゴイです!営業努力の賜物ですね。店舗、とってもキレイですもんね。3年経って、お客様も毎日出入りしているとは思えないキレイさです。
岡田さんハイ、スタッフのみんなも自分たちのお店ということで愛着を持ってくれています。これは、他のお店とちょっと違う、店舗デザインのおかげだと思いますよ。私も偵察ということで他のランドリーにも行くのですが、どこの店舗にもない、ましてフランチ ャイズ店とは違うオリジナ リ ティがそんな愛着を生んでいるのだと思います。
本音は「わからない」ん です。上手に引き出していただきました。
高嶋
集客のプロにそんな言葉をもらえるなんて、恐縮です。その場所、環境によってもお店の雰囲気って変わると思いますし、それで2店舗目はまた異なるデザイン設計をご提案させていただきました。
岡田さん
そう、そこだと思います。こんな店舗にしたいなぁと思ってはいるけどうすればいいか? オリジナリティは出したいけど、どうすれば出るか? は、わからない。
そんな中、私が大まかに示した方向性に対して高嶋さんが「おぉ!そうなったか」という想像を超えた提案をしてくれました。それによって私も「こうしたい」というアイデアが出る。結果的に上手に引き出してもらったという感じです。
高嶋
ありがとうございます。 コインランドリーを色々と研究したときに、機械そのものがカッコいい、これがエントランスから見えることが広告になると考えて設計したんです。ただ、間口が狭い店舗だったので良い角度を何度も検証しました。
岡田さん
それで見つかった角度が42.5度ってことですよね。高嶋さんにその話を聞いた時、そこまで細かく考えてくれていたんだと嬉しくなりましたよ。ホント、芸が細かいよね。
高嶋
はい。これはもういい店舗にしたい一心で。メンテナンスのためのバックヤードとお客様の利用スペースの取り合いを徹底的に考えました。限られた条件で如何にカッコよく見せられるかも大事です。自由に一棟まるごと建てるような人はいませんからね。
数センチ、数ミリ、1度。現場監督にも頑張ってもらいました。1度もずらすことなく解体後の既存建物に墨出しすることって手前味噌ですけど、とても高い技術が必要なことなんです。
「将来どうなりますか?」の言葉に助けらました。
高嶋
ここまでの間に、苦労されたこと、大変だったことはございましたか?
岡田さん
そうですねぇ。始まってしまってからは特になかったけど…。そもそも、このビルを購入するかどうかという検討には悩んだかもしれません。
高嶋
そうですよね、はじめ私も辻から話を受けた時、オフィスビルの改装ということで話が来たことを覚えています。
岡田さん
そう、その時は辻社長にもお世話になりました。中古と言ってもビルの購入は簡単に決められることではないですからね。オフィスとしての家賃の計算から、コインランドリーの利回りなど、自分でも様々検討していたけれど、最後のひと押し、決断になる材料を辻社長に提案していただきました。
高嶋
具体的にはどういうことですか?
岡田さん
「将来のシミュ レーションをしてみましょう」ということで、このビルの購入後の将来のリスクを想定して色々とアイデアをいただいたんです。例えば、2Fのオフィススペースを使わなくなった時、このビルを貸し出すことになった時、もちろんそのつもりはないんですけど、万が一に備えて「こうしておきましょう」と、リスク対策を施していただいたことで安心して話を進めることができました。
トータルでサポートいただいているので安心です。
高嶋
これから私たち、イサハヤデザインとしてスタートしていこうと思うのですが、実際にクライアントである岡田さんが思う、イサハヤデザインにピッタリな方ってどんな方だと思いますか?
マーケティングの視点からもぜひ、教えてください。
岡田さん
オーナー自ら運営する会社、ですかね。自らやる方ってこだわりがあるじゃないですか。癖もあるというか(笑)その癖を受け止めて、店舗ごとに違う答えを持ってきてくれるのは嬉しいですよね。
あと、ちょっと高嶋さんだけのことじゃなくなっちゃうんですけど、施工とあとそう、アフター!これも寄り添ってくれるのはありがたいですよ。なんだかんだ店舗ってトラブルあるんで、いつも監督さんには助けてもらっています。
高嶋
とても嬉しい言葉です。私も、しつかりした現場監督がいてくれるから、思い切ったデザインができるので、いつも感謝しています。今後の目標は多店舗展開ですか?
岡田さん
そうですね!その時はまた、お願いします。お互いに商売繁盛といきましょう。あとは、オフィスデザインも高嶋さん、良いんじゃない?ウチのオフィスも来客があると「カッコいいですね」と言われますし。特に、来客があるようなオフィスはデザイン大事ですもんね。ウチのクライアントさんももっとオフィスが良ければなぁという会社も多いし、紹介してもいい?
高嶋
ぜひ、その際はお話お聞かせください。
本日は、アドバイスもいただきまして、ありがとうございました!
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